廊下側居室の利用方法に気を配る

マンションでは、戸建てとは異なり、床面積を有効利用するため廊下に面して居室が配置されることがほとんどです。廊下といえども、外部空間に接する貴重な採光確保の主要な部分だからです。当然廊下に近接し、窓も設置されます(格子などが併設されますが)。マンションの居室で廊下側に配置される部屋は、寝室や子供部屋として利用されるケースがほとんどだろうと思いますが、わずか数十mのところを第三者がおおっぴらに通行しているわけですから、プライバシーや深夜の走行音が住み心地に影響を与えないはずはありません。コンクリート製の床を革靴やハイヒールで歩いた場合に発する歩行音は思いのほか大きいのです。音があまりしないソフトな床材を使うと、タバコのポイ捨てでこげて汚くなる。水勾配を設けるため、先端に向かってわずかに下げてありますが、こうすると滑って怪我をする。高級感をかもし出すために石やタイルを用いると歩行音が高くなる。でも共同生活には欠かせない部位ですから、辛抱をする以外にありません。避難階段が鉄竹造で、自宅の前にある場合はさらに歩行音が気になるほか、別の問題も出てきます。

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