角住戸にもデメリットがある

人気の高い角住戸も、よいことずくめではありません。建築計画上、共同住宅で亜要な要素となるのが避難計画です。バルコニーに避難器具があるところも多いのですが、やはり階段が一番安全です。避難方向はふたつ以上の階段と避難ルートが重複しないように設けます。そうするとどうしても2番目の階段は建物の端部につくることになります。そう、角住戸の直近ということです。階段は構造にもよりますが、歩行音が大きく、プライバシーの面でも近くにあるのはありがたくありません。知人のマンションではチェーンを張って普段の通行を禁止していました。本末顛倒ですね。また、前述のように東西面(一般的には角住戸が多い)の日射による温度上昇は相当なものです。キッチンの食材が傷むスピードは速い、ということもあり得ます。廊下形式がどのようなものであっても、廊下は道路と同じ共用部だということには変わりありません。つまり、誰が通行しようと文句をいえる場所ではないということです。

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